リハビリテーション科FAQ ~就職を希望される方へ~

菅間記念病院 リハビリテーション科について、質問への回答形式でご紹介させていただきます。検討材料としてご活用ください。(技師長 高橋)

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菅間記念病院採用情報ページ

Q1、スタッフの構成を教えてください

リハビリテーション専門職は、理学療法士37名・作業療法士8名・言語聴覚士8名の合わせて53名(内産休・育休中のスタッフ5名含む)が在籍しています。経験年数別に1~3年目11名、4~6年目7名、7~9年目12名、10~12年目12名、13年目~13名と若手・中堅・ベテランまでそろっています(^^♪

リハビリテーション科

Q2、どのような雰囲気ですか?恐ろしい人はいませんか

和気あいあいとしていておだやかな雰囲気だと感じています(決して恐ろしい人はいません)。しかし、対象者の人生と社会に対して貢献が求められる仕事なので、すべてのスタッフが真摯な姿勢で業務に臨み、自己研鑽し、仲間と切磋琢磨しています。ホームページのリハ科ブログをご覧になって頂けると雰囲気がつかめるかと思います。

Q3、どのような領域にたずさわることができますか?

法人の守備範囲が救急から回復期、在宅、産科・婦人科、予防医療や健康増進領域まで広いことから、リハビリテーション科においても、幅広い傷病、時期に関わることとなります。
急性期では、外科の周術期、がん、呼吸器疾患、整形外科、循環器疾患、脳血管疾患と多彩な領域の患者さんがいらっしゃいます。状態が落ち着いたあとにもリハビリテーションが必要な方を受け入れる地域包括ケア病棟でのリハビリテーション、医療療養病棟に長期入院している維持期の方、外来・産婦人科の方も対象としています。
また、訪問・通所・ショートステイでのリハビリテーションや、法人運営のフィットネスクラブでのスタジオプログラム、自治体運営の介護予防教室や介護予防施設への出向、医療・介護職へのリハビリテーション研修会の開催など活動は多岐にわたります。広く、深くリハビリテーションにかかわりたい方にお勧めの職場です。

Q4、リハビリテーション室にはどのような設備がありますか?

院内には中央病棟、東病棟に2つのリハビリテーション室があります。平成27年の病院新築に伴って、リハビリテーション室もリニューアルされました。免荷トレッドミルや筋力トレーニングマシン、レッドコードユニット、筋電計など最新の備品をとりそろえています。

リハビリテーション室

Q5、一人で患者さんを受け持つことに不安があります。

近年、リハビリテーション専門職の養成課程も変化し、卒業時の到達目標も「指導者のある程度の助言の下で基本的な〇〇療法を遂行できる」といった基準になっています。その点から、卒後間もない時期から独立して治療にあたることは難しいと考えています。そのため、当科では、新卒者を対象とした新任者研修プログラムを作成し、2年間取り組んでもらっています。同じ診療チーム内の指導者がそれぞれの新入職者さんを担当し、患者さんの状況を共有できる状態で教育的に関わりますのでご心配なく(‘ω’)ノ。おおまかな内容はスタッフ育成ページに乗せましたので、ぜひご一読ください。

Q6、実習で「生活がみられていない」、「対象者の全体像が把握できていない」と指摘を受けました。身に付けられるか不安です。

私も実習は苦手でした(とっても)・・・((+_+))
患者さんが入院している時期に、退院後の生活を見据えて働きかけることは、とても重要ですが、病院内だけで活動していると、なかなか身につけられるものではありません。
当リハビリテーション科は、病院内だけではなく、通所リハや訪問リハ、介護予防事業、健康増進施設での活動にも広く力を入れており、地域に住む障がい者、虚弱者、高齢者に関わることができます。それらの活動により対象者の生活のみならず人生を見据えて働きかけられるセラピストへの成長を支援しています。

Q7、勉強会等は行っていますか?外部研修には参加できますか?

院内ではリハ科勉強会とそれぞれの部門別勉強会を定期的に実施しています。院外研修会や勉強会への参加も出張という形で援助しています。また、外部講師を招聘する研修会や、近隣医療機関との合同研修会も開催しています。

リハ科勉強会リハ科勉強会

外部講師研修会外部講師研修会

Q8、学術活動は行っていますか?

初任者研修プログラムの集大成、また生涯学習の一環として、各種学術活動への参加を推奨しています。大学院に在籍・修了しているスタッフもいるので、研究に携わる際は指導・助言が受けられます。また、各種資格の取得や社会貢献活動への参加も奨励しています。それぞれの実績は、学術、資格、社会貢献活動のページにのっていますので、ご一読ください。

会長奨励賞1
会長奨励賞2
会長奨励賞3
会長奨励賞4

栃木県理学療法士会学術大会において平成25年より8年連続で各種賞を受賞しています

Q9、働きながら大学院へ進学できますか?

大学院への進学は向上心の表れであり、他のスタッフにも好影響をもたらしてくれます。希望者に働きながらの大学院等への進学も支援しています。

Q10、知らない土地での1人暮らしは不安です

東京、神奈川、山梨、新潟、山形、宮城など、スタッフの出身はさまざまです。最初は不安の多い、知らない土地での1人暮らしですが、仲間ができ、結婚し、子供が生まれ、家を建て、子供が成長し・・・とそれぞれがこの土地に根付いていますので、ご心配なく。

バーベキューBBQ

理学療法士の結婚式結婚式

訪問リハビリスタッフの結婚式

Q11、将来に実家に戻りたいとかんがえています。

出来る限り永く一緒に働きたいものですが・・・
対象者に最大限の貢献ができるセラピストに成長していただき、実家に戻った後、その地域に貢献して頂くことも、当リハビリテーション科の社会貢献と考えます。是非とも共にスキルアップしましょう。

Q12、採用試験は難しいですか?

 採用試験は書類審査、専門試験、一般常識試験、面接となります。内容はけっして難しいものではありません。前向きに明るく、大変な時も助け合いながら共にお仕事をしてもらえる仲間を募集しています。

Q13、就職のための見学は可能ですか?

いつでも大歓迎です。短時間から長時間まで対応可能です。リハビリテーション科 就職担当 高橋 秀介まで遠慮なくご連絡ください

スタッフの声

1,新卒から入職した 猪熊 千広 理学療法士

(理学療法士8年目。心臓リハビリテーション指導士、三学会合同呼吸療法認定士、認定理学療法士(循環)、心電図検定(4級)、地域ケア会議推進リーダー、介護予防推進リーダー等)

「当院に就職したきっかけは?

 大学最終学年の実習が菅間記念病院でした。大学の先輩が多く、雰囲気がとても良いと感じました。その後、就職先に関してはとても悩みましたが、急性期から維持期・介護保険分野まで様々な時期の患者さんに関わることが出来る点、大学の先生に薦めていただいたことがきっかけで就職先として選びました。 

「菅間記念病院でどのようなことを学びましたか?

 全ての病棟、外来、短時間デイケアを経験させていただきました。入院時だけでなく退院後の生活を想像し、幅広い理学療法の知識を得ることができたと感じています。興味のあった内部障害の理学療法は資格取得や学会発表をサポートしていただき、より専門的な知識も学ぶことができました。

「休みはどのようにして過ごしていますか?

 2人の娘が小さいので子育てが主です。ビーズでキャラクターを一緒に作っています。案外面白いものです。

2,実習を経て入職した 佐藤 広知 作業療法士


「入職して1年半が経って感想はいかがですか?」

 学ぶことが多くとても中身が濃い毎日でしたので、まだ1年半しか経っていないのだなと感じています。

「どのようなことが学べているのですか?」

 整形外科チームに所属していて、大腿骨骨折や脊椎骨折などの患者様を担当することが多いのですが、同じ病気やケガでもその治療状況や重症度は違います。また、その方の性格や人生、社会的背景、生活環境などにより様々な角度からアプローチする必要がありますので、よい作業療法を提供するために広く・深いスキルや知識を身につける必要があると感じています。

「どんなきっかけで作業療法士になろうと思ったのですか?」

 中学生の時に祖父が菅間記念病院に入院しました。面会したときにたまたまリハビリをしている場面をみることがあって、とても雰囲気良く、楽しそうに取り組んでいて、祖父も楽しいと言っていました。そこからリハビリテーションに興味を持ちました。

「リハビリテーション職種の中でも、なぜ作業療法士を選んだのですか」

 運動が好きだったので理学療法士になることも考えたのですが、よく調べていくと作業療法士は、病気や身体の面だけではなく、広く生活を見たり、精神機能にアプローチしたり、発達や精神分野など病院だけでなく、地域でも働ける。そんな広いフィールドで活躍する可能性があるところに魅力を感じました。今、働いてみて作業療法士になってよかったと感じています。

「当院に就職を決めたきっかけは何ですか?」

 元々、整形外科の領域に興味がありました。大学3年生の頃に菅間記念病院に実習でお世話になり、指導者の作業療法部門主任の横田さんについて手外科の患者さんをたくさん経験させてもらって、さらに興味が深まりました。

「他にも整形外科に特化した病院はあるけれどなぜ菅間記念病院を選んだの?」

 整形外科に興味はありますが、せっかく幅広いフィールドで活躍できる可能性のある作業療法士になるからには、自分の興味のある分野に加えて、いろんな経験をする必要があると思いました。その点、菅間記念病院は急性期から回復期、在宅生活期から終末期や予防分野まで幅広く深く経験ができることに魅力を感じました。これからも日々、勉強しながら皆さんと良い作業療法を提供できればと考えています。