9月より登校サポート外来を開設いたします。
- 2020年08月31日
- 診察
登校サポート外来の開設
小児科 八木 正樹
「頭が痛い」
「朝、起きられない」
「立ちくらみがする」
「疲れやすい」
「おなかが弱い」
このような症状で学校生活に支障を来しているお子さんはいませんか?
これらは起立性調節障害や片頭痛、過敏性腸症候群などの病気が原因かもしれません。いずれも『体の病気』ですが、周囲からは「怠け」「サボり」「気持ちの問題」と誤解されてしまいがちです。
当院小児科では、何らかの身体症状を理由に学校生活を送ることができない子供たちの診療を積極的に行っています。上記に挙げたような疾患は一般的な診察・検査で診断をつけることが難しく、時間をかけて問診・診察を行い、必要に応じて起立試験や画像検査などの検査を行うことが必要です。「気持ちの問題」と決めつけず、お子さんの病状を医学的にきちんと評価することが大切です。もし何らかの病気が見つかれば、そこから治療→病状改善→復学へとつなぐことが期待できます。
これまでは特に専門外来を設けておりませんでしたが、当院を受診される患者様が増えてきて十分な診療時間を確保できなくなってきたことから、この度「登校サポート外来」を開設することに致しました。
初診の患者様はまず火曜日・土曜日の専門外来に来ていただき、その後は日程を相談しながら経過をみさせていただきたいと考えております。
最後に、先日私の患者さんが無事に進学することができたと笑顔いっぱいで報告してくれました。初めて会ったときはとても不安げな表情だった子が、別人のように生き生きとしていました。「登校サポート外来」が笑顔であふれる外来になるよう、尽力したいと思います。
●登校サポート外来
担当:八木 正樹
火曜日 | 土曜日 |
14時~16時 | 10時~11時 |